犬の薬の飲ませ方7選:錠剤・粉薬・シロップ別の確実な方法
犬の薬の飲ませ方は、錠剤・粉薬・シロップの剤形ごとにコツが異なります。フードに混ぜる、投薬補助おやつを使うなど7つの方法と、飲んだかどうかを確実に記録して獣医師に伝えるポイントを解説します。
犬の薬の飲ませ方は、錠剤・粉薬・シロップといった剤形ごとにコツが異なります。愛犬が薬を吐き出してしまい、飲んだのか飲んでいないのか分からない——これは多くの飼い主が経験する悩みです。この記事では、剤形別の飲ませ方7選と、確実に飲ませるための前提、投薬記録のつけ方を解説します。
なお、薬の量・回数・中断の判断は必ず処方した獣医師の指示に従ってください。また、フードやおやつに混ぜてよい薬かどうかも薬によって異なると言われているため、処方時に確認しておくのがおすすめです。
犬の薬の飲ませ方7選
錠剤の場合
- 少量のフードやおやつに包む:ウェットフードやふかしたさつまいもなど、香りの強いものに埋め込みます。まず薬なしのものを1つ与えてから、2つ目に薬入りを与えると警戒されにくいと言われています。
- 投薬補助用のおやつを使う:錠剤を包むために作られた市販の投薬補助トリーツを使う方法です。粘土状で包みやすく、続けやすいのが利点です。
- 口を開けて奥に入れる:上あごを軽く持ち上げて口を開け、舌の奥に錠剤を置いてから口を閉じ、喉をやさしくさすって飲み込みを促す方法です。やり方に不安がある場合は、動物病院で実演してもらいましょう。
粉薬の場合
- 少量の水で練ってペースト状にする:練ったものを上あごや頬の内側に塗り付けると、舐め取って飲み込みやすいと言われています。
- ウェットフードに混ぜ込む:少量のフードに混ぜ、まずそれだけを完食させてから残りの食事を与えます。全量のフードに混ぜると、残したときにどれだけ飲めたか分からなくなるためです。
シロップ(液剤)の場合
- スポイトやシリンジで頬の内側に流す:正面から流し込むとむせることがあるため、口の横(犬歯の後ろのすき間)から少しずつ入れるのがコツとされています。
- 食事の直前に与えて食事で流す:空腹のタイミングだと受け入れやすい場合があります。食事と一緒でよい薬かは獣医師に確認してください。
うまくいかないときにやってはいけないこと
- 飲まないからといって、自己判断で回数を減らす・やめる
- 吐き出した分を「念のためもう1回」と追加で与える(重複投与のおそれ)
- 錠剤を勝手に砕く・カプセルを開ける(薬によっては適さない場合があると言われています)
飲ませられない状態が続くときは、その事実をそのまま獣医師に伝えましょう。剤形の変更など、別の方法を提案してもらえることがあります。
「飲んだかどうか」を記録する
投薬で意外と大切なのが記録です。特に家族で世話を分担している家庭では、「誰かがあげたと思っていた」「二重にあげてしまった」が起こりがちです。
- 与えた日時と、完全に飲めたか・吐き出したかを記録する
- 吐き出した場合は、どのくらい経ってからかもメモする
- 記録は家族全員が見られる場所に置く
この記録は、次の診察で獣医師に経過を伝えるときの材料にもなります。
預け先にも「薬の情報」を渡しておく
投薬中にペットホテルや実家に預けるときは、薬の名前・与える時間帯・飲ませ方のコツ・処方した動物病院の連絡先をセットで渡しましょう。「うちの子はこの方法なら飲む」という情報は、預け先にとって何よりの引き継ぎ資料になります。
まとめ
- 犬の薬の飲ませ方は剤形別にコツがある。フードに包む・投薬補助トリーツ・ペースト化などを試す
- 量・回数・中断・砕く可否の判断は、必ず獣医師に確認する
- 飲めたかどうかを記録し、家族で共有する
- 飲ませられないときは、無理をせず獣医師に相談する
服用中の薬・飲ませ方のコツ・かかりつけ情報をまとめておけば、預け先にもそのまま引き継げます。愛犬取説を無料で作ってみる。