「愛犬の取扱説明書」に書くべき30項目:テンプレート付き解説
犬の取扱説明書の作り方を、そのまま使える30項目のテンプレートで解説します。基本情報・医療・食事・散歩・性格の5カテゴリに分けて書くだけで、ペットホテルや実家への預け入れ、災害などの緊急時に、第三者へ確実に愛犬の情報を引き継げます。
犬の取扱説明書の作り方は、実はシンプルです。「基本情報」「医療」「食事・排泄」「散歩」「性格・行動」の5カテゴリに分けて、合計30項目を埋めていくだけ。この記事ではそのまま使えるテンプレートとして、各項目を順に解説します。
犬の取扱説明書の作り方:まず5カテゴリに分ける
いきなり白紙に書き始めると、思いついた順のメモになりがちです。預かる側が知りたい順番を意識して、次の5カテゴリで整理しましょう。
- 基本情報(誰の、どんな犬か)
- 医療情報(命に関わる情報)
- 食事・排泄(毎日のケアの中心)
- 散歩(事故・脱走のリスク管理)
- 性格・行動(トラブルの予防)
カテゴリ別・30項目テンプレート
基本情報(7項目)
- 名前・呼び名
- 犬種・毛色
- 生年月日(年齢)
- 性別・避妊去勢の有無
- 体重
- マイクロチップ番号
- 飼い主の緊急連絡先
2022年からは犬猫へのマイクロチップ装着・登録が販売業者に義務化されており、迷子時の照合にも使われます。番号を控えておきましょう。
医療情報(7項目)
- かかりつけ動物病院の名前と電話番号
- アレルギー(食物・薬)
- 持病・既往歴
- 服用中の薬と与え方
- 狂犬病ワクチンの接種日(年1回の接種が法律で義務付けられています)
- 混合ワクチンの接種日
- 特別なケアの有無
食事・排泄(6項目)
- フードの銘柄と種類
- 1回の量と1日の回数
- 与えてはいけないもの・おやつのルール
- トイレの場所(室内・屋外)
- 排泄の回数の目安
- 排泄の合図やクセ
散歩(5項目)
- 1日の回数とだいたいの時間帯
- リード・ハーネスの種類と装着のコツ
- 苦手なもの(他の犬、バイク、雷など)
- 引っ張り・拾い食いなどの注意点
- 脱走歴の有無
性格・行動(5項目)
- 性格の全体像(人見知り、甘えん坊など)
- 好きなこと・落ち着くもの
- 嫌がること・触られたくない部位
- パニック時の行動パターン
- 留守番やクレートへの慣れ
書くときの3つのコツ
- 「うちでは常識」こそ書く:呼び方ひとつ、ごはんの合図ひとつが、初対面の人には分かりません。
- 数字で書く:「少なめ」ではなく「1回60g」。第三者が再現できる形にします。
- 更新日を残す:体重や薬は変わります。いつ時点の情報かを明記しましょう。
30項目すべてを一度に完璧に埋める必要はありません。まずは医療情報と食事だけでも書き出しておけば、緊急時の価値は十分にあります。残りは散歩中に思い出したことをメモする感覚で、少しずつ埋めていけば大丈夫です。書き上げたら家族にも読んでもらい、「これで世話できそうか」を確認してもらうと、抜けている前提知識に気づけます。
まとめ
犬の取扱説明書は、30項目を5カテゴリに分けて埋めれば完成します。一度作っておけば、ペットホテル・実家への預け入れ・災害時・飼い主の急な入院など、あらゆる「もしも」で愛犬を守る資料になります。取説を作る意味そのものについてはこちらの記事でも解説しています。
この30項目は、手書きでもスマホのメモでも作れます。もし更新や共有まで考えるなら、こうした情報を項目に沿って入力するだけで1枚にまとめ、QRコードで共有できる無料ツールもあります。愛犬取説を無料で作ってみる